すきま風

昨年の夏は暑く長かった。
「早く涼しくなって欲しい」と
みんなの願いを背負った秋は
え?と思うほど短かった。
気が付くと涼しいではなく寒い。
 
年末年始の休みのあと
コンクリートのビルの7階
北向きの大きな窓がある事務所は
とってもよく冷えてる。
でも気密性が高いから
しばらくエアコン全開にすれば
思いのほか早く暖かくなる。

事務所はまぁいいとして
自宅で「気密性」という言葉は
浴室とトイレ以外は該当しない。
 
外に面した窓やドアはもちろん
家の中の障子や襖も全部閉める。
それでもいつだってなんとなく
空気が動いている。

空気が乾燥する季節だから
サッシではない木製の障子や襖には
どうしても数ミリの隙間があく。
そこからすきま風が入ってくる。
風が強い日は壁と柱の間からも
すきま風が入り込んでくる。

良いように言えば、
いつだって家の中は
フレッシュな空気が循環している。
どんな暖房器具を使っても
たぶん一酸化炭素中毒にはならない。
大好きな火鉢も安心して使える。

雨が降って湿度があがると
すきま風はあまり入ってこない。
木造建築の良いところだ。
「正倉院みた~い」と良いように考えて
ちょっと嬉しくなったりする。

新しい年を迎えて
暦の上では今月20日は大寒。
寒さはまだこれから。

なんだかんだ言いながら
夏涼しく冬超寒い我が家が好き
カイロや暖パンと仲良くしながら
この季節を楽しんでしまおう。