浪華仮病院跡

大阪で医学と言えば…
緒方洪庵、適塾、大阪大学などが浮かびます。
医学にだけテーマを絞っても
大阪は数多くの歴史が重なった場所。
上町台地のあちこちには
歴史が動いた痕跡が色濃く残っています。
 
今日ご紹介するのは「浪華仮病院跡」
 
幕末から明治に時代がかわり、
新政府は大阪に医学専門教育学校と
病院建設を計画しましたが、財政難の為、
「大福寺」境内に仮病院を設立しました。
 
緒方洪庵の二男「緒方惟準」を院長に
オランダ人医師「ボードウィン」を
主席教授として診療をスタートしました。
ご存知のようにボードウィンは
幕末〜維新にかけて、日本各地で蘭学を広めた医師。
  
その後、病院は現在の大阪医療センター付近に移転、
そして「大阪大学医学部」へと発展していきました。 

また上町台地を西へくだり谷町筋を越え
「高津宮」へ向かう途中に、幕末〜維新時から
ボードウィンが寄宿していた「法性寺」があります。
「法性寺」は坂本龍馬が新選組に追われた時に
潜伏した隠れ寺だったという伝承も残っています。

ポトス

事務所には観葉植物がたくさん。
色々な種類があるけれど、
ポトスは伸びたら切って、水に挿して
どんどん増えていった。
 
事務所だけでなく、自宅にも持ち帰り
それもスクスク育ってまた切って…
家もポトスだらけになってる。
お嫁に行かせたものもあわせると
どのくらい育てたかわからない。
でも、ポトスは買ったことがない。 

ポトスとの出会いは30年以上前。
最初に出会った一鉢は
ビルのゴミ捨て場に置かれてた。 
水が欲しいだけでなく、
寂しいのだろう。心細いのだろう。
うつむいた葉がこちらを見て
「連れて帰ってよ」…とささやく。
  
管理人さんに頂きたいとお伝えすると
「ぜひぜひ!」と言っていただき
事務所に連れて帰って30年。
 
その最初に出会った鉢植えのポトスは
土を落として水栽培にして
いまは自宅でゆっくり隠居。
 
もしポトスが話せたら…
「いろいろあったよね~」と
昔話などゆっくりとしてみたい。