大阪にはあちこちに「残念石」という
失礼な名を付けられた巨石があります。
大名の印がはっきり刻まれたもの
利用してモニュメントになっているもの
大坂城の石垣になるべく
はりきって運ばれてきたものの
何らかの理由で使われず
置かれたままになった巨石たち。
残念石には豊臣時代の大坂城のものと
夏の陣の後に
徳川が大坂城の上に盛り土をして
秀吉の痕跡を消し、
大坂城を再建した時のものがあります。
どちらにしても、残念だった巨石たち。
大阪城公園内のあちこち。
戎橋の道頓堀開削の功労を称える石碑
大阪国際がんセンターの刻印石の庭
また「残念石」は大阪市内だけではなく
大山崎や芦屋、堺、木津川など
あちこちで置かれたままに。
写真は小豆島で出会った残念石たち
小豆島には切り出し途中のものや
切り出されて海のそばまできたのに
海を渡ってこれなかった石たちが
たくさん海を見つめています。
大坂城の石垣の石を
どこでどうやって切り出したか
切り出した石をどうやって海まで運んだか
その石をどうやって船に積み
どうやって大阪まで運んできたのか
小豆島では色々なことが学べます。
この巨石を動かすには
現代の重機を使っても
動かすには大変な労力が必要。
大坂城の石垣
ここまでやってきた巨石たち
ちょっとフォーカスしてみませんか?