カラーチップ
それなに?と思う方
懐かしい…と思う方
?十年ほど前から…笑
印刷やデザインに関わってきた方は
このネタで話がどんどん広がり
一晩でも盛りあがれると思います。
簡単にざっくり言うと…
カラーチップは印刷の色見本。
色を正確に伝えることは
とても難しいこと。
特にシビアな色、例えば…
コーポレートカラーや商品のキーカラー
イメージカラーなどは正確に伝えて
共通認識を持つことが必要。
カラーチップは色を伝えるための道具。
「赤はこれ」
「ここはこの色ね」
と、小さな紙片を添付して
伝えたわけです。
カラーチップはもちろん現役で
デジタル版もあります。
でも私はこの紙のチップが好きで
時々ひっぱりだしてきます。
当時、印刷物をお願いする時は、
「このチップより少し沈んだ赤」
「これより深い黒でお願い」
と微妙なニュアンスを伝えながら
印刷屋さんと打合せしました。
今思えば、大切な楽しい時間でした。
効率と精度とスピードとひきかえに
消えていった大切なこともたくさん。
でも今の土台はそこに。
その時代を過ごしたことは
とっても大切な宝物。
※写真はDICのカラーチップ