二十四節気七十二侯

今年の8月は、2度目の梅雨が来たような雨が続きましたが、季節は確実に秋に向かっており、二十四節気では処暑(暑さがおさまる)。七十二侯ではもうすぐ『天地始粛』(暑さがようやく鎮まる)を迎えます。

二十四節気とは太陽の日長変化や太陽の光の量をもとにした暦。1年を二十四の季節に分け、その季節にふさわしい名前がつけられています。

七十二候は、二十四節気の一気(15日)を5日毎にわけ、初侯、二侯、三侯として、1年を72にわけたもの。季節ごとの鳥や虫、植物、天候などの自然の様子が七十二候の名前になっており、季節を5日に区切ることで自然の変化を知り、季節の移り変わりを示しています。
 
いろいろな季節の行事や生活の基準となる『暦』ですが、温暖化が進む昨今、少し様子が違ってきています。自然災害も増え、自然のバランスが崩れてきているようです。本来の自然とともにある生活を、私たち人間が見直す時なのかもしれません。